サウンドフォースメルマガバックナンバー

サウンドフォース発行のメールマガジンのバックナンバーです。

2009/07/18

音力-SOUNDFORCE MAGAZINE- VOL.191

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音力
-SOUNDFORCE
MAGAZINE-

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VOL.191
2009年7月18日
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ぜひ携帯からもお気軽にご覧下さい。

■目次

〇初めてメルマガをお読みになる方へ

〇サウンドフォースニュース
~公開間近!greenz.jpとのコラボ番組がスタート~

〇サウンドフォース社長の七転八倒日記…川村大輔
~学生目線のサービス~

〇音楽365日 7/18 …澤山 佳規
~光化学スモッグの日~

〇編集後記-編集者のひとりごと- …澤山 佳規
~「新鮮」≠「新しい」~


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初めてメルマガをお読みになる方へ
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このメルマガがどういうものかといいますと、音や音楽に関する様々な情報を、サウンドフォースがお届けするものです。
ちなみにサウンドフォースのHPはこちら
http://www.soundforce.jp/

皆さんが読んで役に立つ情報、楽しんで読んでいただけるものなど様々ご用意していますので、好きなところから好きなように読んで下さい。
このメルマガは毎週土曜日に発行していきます。楽しんで読んでいただけたら幸いです。
また、ご意見・ご感想など何でもかまいませんので、magazine@soundforce.jpまで気軽にお寄せ下さい。


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サウンドフォースニュース
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~公開間近!greenz.jpとのコラボ番組がスタート~

クリエイティブで持続可能な未来を考えるウェブマガジンgreenz.jp。
このgreenzとのポッドキャスト番組がスタートします。

収録は終了しておりまして、まもなく公開になります。
ナビゲーターは、編集長の鈴木菜央さん。エコといえばこの方!
ゲストは、やはり第一線で活躍中の方です。
その二人の対談は、地球についてから身近なエコ活動まで紹介されています。
公開をお楽しみに!!

greenz.jp Podcast
http://greenz.jp/podcastlist/


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サウンドフォース社長の七転八倒日記
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~学生目線のサービス~

今日、モーニングで連載中の「エンゼルバンク」の主人公、転職代理人・海老沢康生のモチーフになっている、株式会社アールナインの長井亮さんとお会いしました。
キッカケはある方のご紹介です。
お互いについて、1時間すこし密なお話をさせていただきました。

永井さんは、全国で多くの大学生と就職相談やセミナーなどを通じてお話されています。
サウンドフォースも、ミニFMを通じて大学生と接しています。
僭越ながら、学生からの反応は2社のサービスとも増加傾向にあります。この共通点は何かを考えてみました。

それは、「学生の目線でサービスを提供し続けている」ということにある、と思いました。
永井さんのサービスは、大学生からお金をもらう、というモデルを目指しているそうです。
そうなると、本気で自分を変えたいという学生が対象になります。また、企業からの影響を受けにくいというのもあります。
一方、サウンドフォースも、学生が考えて作るミニFM局に対しての支援をするスポンサーモデルです。
こちらも、学生は学園祭を盛り上げることを第一に考えた番組を作ることができます。そして、スポンサーもその流れにのって宣伝をすることになります。

その目線が企業目線になると、途端に効果がなくなってしまうのです。
無料相談になれば、学生の質が下がり、学生を変えるのは難しくなるでしょう。企業が協賛すると、相談内容が横道にそれるかもしれません。
FM局は、企業の言いたい事だけを流し続けるつまらないものになるでしょう。次第に、学生のやる気も下がるでしょう。

この目線をキーポイントにすると、自社のサービスを広げることが加速するのではないかと思いました。
長井さんとは、共感することも多々ありまして、また新しいビジネスがスタートするかもしれません。
どんなサービスが生まれるのか僕も楽しみです。ご期待下さい!

7月18日書き

「育てる新人社長 ~番組制作七転八倒記~ 」
(http://soundforce.exblog.jp/)


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音楽365日 7/18
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~光化学スモッグの日~

1970(昭和45)年、東京都杉並区で、日本初の光化学スモッグが発生しました。
立正高校で体育授業中の生徒が突然目の痛みや頭痛等を訴えて倒れ、四十数人が病院へ運ばれる事態に。東京都公害研究所は、車の排気ガスに含まれる窒素酸化物が、紫外線によって有毒な物質に変化して起こる「光化学スモッグ」であると断定したのでした。

今日の一曲は、
尾崎豊「COLD JAIL NIGHT」。

ところで、バックベアードという妖怪をご存知でしょうか。鬼太郎シリーズに度々登場する、西洋妖怪の親玉的な妖怪です。大きな一つ目の妖怪で、その正体は光化学スモッグとも言われています。
作中では鬼太郎がバックベアードを倒して一件落着、となるわけですが、現実はそうもいきません。一度汚してしまった大気は、地球の自浄作用に任せるしかないのが現状です。
そこまでわかっていながら、今日も世界中の都市では渋滞が起こるほど車がひしめいています。なぜかと言えば車が無いと生活が成り立たない人が大勢いるからで、その人たちに車を使わないようにしましょう、と説いても何の意味も成しません。そして、その人たちが車を使わねばならない事情は、ひとりひとり違うのです。
むしろこの、蜘蛛の巣のように絡み合った、光化学スモッグを引き起こしている構造こそがバックベアードのようです。
人間が作り出した構造なら、人間の手で変えられるはず。…問題は、モラトリアムがどのくらいあるのか、かもしれません。


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編集後記-編集者のひとりごと-
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~「新鮮」≠「新しい」~

先日、漫画「NANA」を久しぶりに読み返し、読んでいなかった最近の数冊も一気に読みました。
映画化やら何やら、ブームという名の嵐は過ぎ去ったみたいですが、いい年をした男目線で読むと、むしろ今が話の展開としては一番面白いです。
あせらずのんびりと完結を待って、またじっくり読み返したいな、なんて思っています。

それにしても、近年は漫画雑誌の売り上げが非常に落ち込んでいるようです。雑誌の廃刊も多いですし。
じゃあ人々が漫画を読まなくなったのかというと、それは全くの逆。なにしろ、税金を使って漫画喫茶モドキを建てようというくらいですから。
ではなぜ雑誌が売れなくなったのかといえば、一つは買わずに読む手段が増えた、というのがあるでしょう。漫画喫茶で読んだり、あるいはコンビニも立ち読みを容認している所は多いですから。

もう一つは、世に出回っている作品数が飽和状態になった、というのがあるかもしれません。個人が読める量を超えている、というふうにも言えるでしょう。

漫画は新しい分野です。ほんの20年ほど前には、世に出ている作品もそれほど多くはありませんでした。
その状態では、とにかく「新しいものがたくさん」求められます。いつの時代も、人々は「新鮮さ」に惹かれるもの。だから多くの人が週刊・月刊の漫画雑誌を楽しみにしていたわけです。

ところが現在は、膨大な数の作品が世の中に溢れています。
例えば10年前の作品があったとして、それは時間軸で言えば「古い」です。しかし、ある個人がその作品を読んだ事がなければ、その作品はその人にとっては「新鮮」なのです。
過去に「新鮮さ」があるならば、必然的に新しいものへの需要は減ってしまうのですね。

何だか、生物の種の展開を見ているような気もしてきます。
ある一定数まで爆発的に増え、そこから競争や住み分け(ジャンル分け)が始まる。
人間も所詮生き物ですから、人間がつくるものがそういう展開をみせるのも当然かもしれません。

これからはハイペースでリリースされるものよりも、時間をかけてじっくり練られた作品、あるいはコアでマニアックな作品のほうが受け入れられやすいのかもしれませんね。


■編集者
澤山 佳規
■発行者
(有)サウンドフォース代表取締役  川村 大輔
■URL
http://www.soundforce.jp/
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